今日は、金川発電所から、塩川の町内に向かう道沿いにある、金川(きんせん)寺をご紹介するね。
八百比丘尼の伝説があるお寺だよ。
『新編会津風土記』では、若狭国小浜より老いた比丘尼がこの地を訪れ、堂宇を建立したとされているんだけど、金川寺に伝わる伝承では、八百比丘尼は塩川町で生まれたことになってるんだ。
金川寺の伝承については、福島県出身の妖怪伝承収集家、すがたもえ子さんの文章がわかりやすいので、こちらをご覧ください。
金川寺に行くときは、こちらの看板を目印にしてください。
こちらは八百比丘尼堂です。
こちらは本堂です。こちらに安置されている聖徳太子像は、福島県指定重要文化財です。
金川寺の伝承では、八百比丘尼の父親は、秦の勝道という人なのですね。
聖徳太子に使えた人物として、秦 河勝は有名ですが、なにか関係があるんでしょうか。
聖徳太子は、西暦622年に亡くなったとされていて、秦の勝道が都から会津に流罪になったのが西暦702年だから、全く違う時代というわけではないよね。
秦の勝道は、秦 河勝の孫だという説もあるみたいだけど。
とても昔のことなので、わからなくなってしまったことも多いですね。
ただ、今も、八百比丘尼は塩川の人々に大切にされています。
骨皮スジ夫さんも、このあたりにはよく出かけていますよね。
十数年前ですが、金川寺の近くの川の土手沿いの柳の木には、カブトムシやノコギリクワガタたくさんいたので、捕まえに来ていました。
孫に見せたくて去年、カブトムシやノコギリクワガタ捕りに行ってみましたが、残念ながら一匹もいませんでした。
こちらは3年前に、息子が、魚釣りに行って見つけて写した、柳の木のカブト虫の写真です。