八尾比丘尼の伝説が伝わる、塩川町の金川寺

こんなまず

今日は、金川発電所から、塩川の町内に向かう道沿いにある、金川(きんせん)寺をご紹介するね。

八百比丘尼の伝説があるお寺だよ。

『新編会津風土記』では、若狭国小浜より老いた比丘尼がこの地を訪れ、堂宇を建立したとされているんだけど、金川寺に伝わる伝承では、八百比丘尼は塩川町で生まれたことになってるんだ。

古川

金川寺の伝承については、福島県出身の妖怪伝承収集家、すがたもえ子さんの文章がわかりやすいので、こちらをご覧ください。

もくべい

金川寺に行くときは、こちらの看板を目印にしてください。

もくべい

こちらは八百比丘尼堂です。

骨皮スジ夫

こちらは本堂です。こちらに安置されている聖徳太子像は、福島県指定重要文化財です。

古川

金川寺の伝承では、八百比丘尼の父親は、秦の勝道という人なのですね。

聖徳太子に使えた人物として、秦 河勝は有名ですが、なにか関係があるんでしょうか。

こんなまず

聖徳太子は、西暦622年に亡くなったとされていて、秦の勝道が都から会津に流罪になったのが西暦702年だから、全く違う時代というわけではないよね。

秦の勝道は、秦 河勝の孫だという説もあるみたいだけど。

もくべい

とても昔のことなので、わからなくなってしまったことも多いですね。

ただ、今も、八百比丘尼は塩川の人々に大切にされています。

骨皮スジ夫さんも、このあたりにはよく出かけていますよね。

骨皮スジ夫

十数年前ですが、金川寺の近くの川の土手沿いの柳の木には、カブトムシやノコギリクワガタたくさんいたので、捕まえに来ていました。

孫に見せたくて去年、カブトムシやノコギリクワガタ捕りに行ってみましたが、残念ながら一匹もいませんでした。

こちらは3年前に、息子が、魚釣りに行って見つけて写した、柳の木のカブト虫の写真です。

この記事を書いた人

古川恵子

塩川なまずの里の会の古川です。物語の解説と、塩川町の観光情報の発信をしています。

塩川町出身、普段は都内でフリーランスのWebデザイナーとして活動しています。