塩川町のなまず、塩太郎

塩川なまずの里の会の名称を名乗っているのにも関わらず、なまずを飼ったことがなかったので、なまずを飼いたいと思っておりました。

先月のはじめに、我が町塩川町の大塩川で体長が60cmあるなまずをゲットしました。

そのゲットしたなまずを水槽で飼いました。

このなまずは、オスかメスかは調べてないので性別はわかってはいませんでしたが、私はたぶんオスじゃないかと思い、塩太郎と名付けました。

塩太郎の餌は、家の近くの田んぼの水路から、ドジョウや小魚や小アメリカザリガニを網で捕まえては、塩太郎がいる水槽に放しておりました。

前日に水槽の中に放しておいたドジョウたちか、次の日の朝になると、いなくなっていたこともあって、この塩太郎の食欲旺盛なのには、ビックリいたしました。

水路にはドジョウや小魚や小アメリカザリガニが、たくさんいっぱいいましたが、だいたい4日間隔で、1回当たり約ドジョウ15~20匹、小魚2匹、小さいアメリカザリ2匹ほどを穫っていましたので、水路入り口付近には、ドジョウたちがいなくなってしまい、水路を奥へ奥へと進んで行って穫らないと、ドジョウたちが穫れなくなってきました。

しばらく水槽で塩太郎を飼っていると、食欲旺盛だった塩太郎が、急に、ドジョウたちを捕食しなくなってきました。

心配になってネットで調べてみると、絶食状態が当てはまりました。しばらくすると、また、塩太郎の食欲旺盛が戻ってきました。

塩太郎は夜行性なので、昼間は水槽の底でじっとし、腹を下にして休んでいますが、時には、塩太郎が体を横たえながら、腹を見せながら動かなくなってしまうことがありました。

弱ってしまったのかと心配になって、塩太郎を刺激すると、サッと泳いで逃げます。

塩太郎が体を横にしているのは、普通に寝ているだけだということもわかりました。

いろいろと、塩太郎の生態を調べていてわかったことなんですが、塩太郎が弱っていると思われる時には、天然の岩塩を少し入れてやると良いということも。
 
天然の岩塩には、生体にとって最も必要な成分のミネラルが含まれているので、塩太郎にとっては天然の岩塩は薬だとわかり、天然の岩塩を少し水槽の水の中に入れてやると、塩太郎は直ぐに反応しはじめて、元気良く泳ぎ回りました。

段々冬も近づき、自宅の小さい水槽では、塩太郎を飼い続けるのも難しくなり、我が町塩川町にある川番所の2階にある水槽で塩太郎を飼っていただけることになり、先日、川番所の2階の水槽に塩太郎を入れてきました。

水槽の中には先客のなまず(40cm)1匹がいました。

塩太郎、先客のなまずと仲良く、末永く元気でいて欲しいと願いながら、水槽の中に塩太郎を放しました。

塩太郎を川番所の水槽の中に放した直後の写真です。私の自宅の狭い水槽から、川番所の広い水槽に入れてもらったものだから、塩太郎は嬉しくて笑っているんでしょうかね?

あと、塩太郎の口の下が傷ついているのは、仕掛け網にかかった時に逃げようとして、網にこすれて傷ついたからです。

後日、餌のドジョウたちを持参して、川番所の2階の水槽の中に、持参したドジョウたちを放して、塩太郎の様子を見ると、塩太郎はパイプの中に隠れていました。

塩太郎、この水槽の中は居心地が良さそうにしていましたので、安堵しました。

川番所1階には、福島県立テクノアカデミー会津 観光プロデュース学科の学生さんたちが制作した「1ぴきのなまず」絵本がおいてありますので、川番所にお寄りの際には、是非ともご覧になってみて下さい。

この記事を書いた人

鈴木孝夫

金鯰物語の作者。塩川町出身、塩川町在住。発明家としての顔も持っている。